Career小町
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- ⃝所在地:横浜市港北区北新横浜 1-6-2 ⃝従業員数:122 人(女性従業員 93 人) ⃝業種:医療機関(検査専門クリニック) ⃝女性支援制度:産前産後休業の浸透/短時間勤務制度の推進
2004 年に開院。 「がん」をはじめとする生活習慣病の早期発見を 目的に、“ 治療を一切行わない検査専門のクリニック ” として、健 康な人だけでなく、がん治療中の患者も対象とした高度な健康診断 を行う。脳の病気、女性特有の病気、生活習慣病など、幅広い病気 の検査が可能。開院当初から「楽しく働ける職場」を目指したワー ク・ライフ・バランスを徹底し、2009 年から「よこはまグッドバ ランス賞」を 10 年連続受賞、2019 年に「えるぼし認定」を獲得。
Message
社長メッセージ
育児と仕事の両立。 家族のフォローはありますか?
「私の両親が近所に住んでいるので、ときどき子どもの世話をお願いしています。 家族も協力的で、子どもにも支えられています。そう実感したのは、帰宅すると子ど もからの手紙が置いてあり『ママ仕事頑張ったね』と…なんでもない日に子どもから 褒めてもらえたことが嬉しくて、より一層頑張ろうと思いました。また、幼い子どもの 頃から “ 働く母の姿 ” が自然のことであれば、後々、寂しい思いをさせなくてすむの かなと考えています」
入社 10 年目 医療連携部
藤田麻衣香さん
前職のブライダル関連会社では、ウエディ ングプランナーを務めたのち退職。2010 年、 医療法人社団ゆうあい会 ゆうあいクリニック に入職し、 現職に就きます。 プライベートでは、 5 歳と 3 歳の子どもを育てる二児の母。今年 1 月、本人希望で時短勤務からフルタイムに。 子育てと仕事の変化に柔軟に対応する秘訣を 聞きました。
今の働き方は理想的ですか ?
「入職当時から希望していた部署に配属になったので、今、充実しています。もちろ ん、業務を覚える大変さはありますが、始業から終業まで満足して働けています。当 院は “ 残業しない文化 ” が職員に浸透しており、定時にタイムカードを切る音が鳴り 続けることを “ 幸せの音 ” と呼んでいます(笑) 。時間内に仕事を終わらせる職員の意 識、子どもの都合で急な休みが必要なときに休める環境、当たり前の制度を当たり前 に活用できる、仕事もプライベートも全力で取り組める環境だと感じます」
開院当初から「楽しく働き、まともな暮らし ができる」クリニックにしたいと思い、ワーク ・ ライフ・バランスを徹底した経営方針を考え ました。とくに、 資格職 (医師など) が仕事に専 念できない非効率な医療現場を見てきたので、 資格職をサポートする事務職の存在が重要で した。現在の当院では 122 人中約 60 人が事 務職で、多くの女性が活躍しています。 女性はライフイベントにより流動的な働き方 が求められます。しかし、 それが理由でやむを 得ず離職する人も多いのが現実。だからこそ、 女性が柔軟に働けるよう “ 休みやすい ” 職場 環境を整えました。子どもの学校行事や体調 不良などで休んでも、誰かの負担にならない ように職員の人数を確保しています。そのた め、有休だけでなく、産休・育休の取得率も 高く、復職率はこの 15 年でほぼ 100%。2 ~ 3 回取得する職員が多いのも特徴です。また、 住宅手当に加えて近隣住宅手当を創設したり、 ケガや病気で働けなくなったときの収入を補 償する所得補償保険にも加入しました。職員 が心置きなく休める(=安心して働ける)制 度を常に考えています。 今後は、地域全体で医療インフラを活性化 させ、医療機関同士が相互に補い合い、誰も が効率良く働けるシステムを考えています。 また、 多様な働き方や取り組みが増えていま すが、 仕事は人生のほんの一部。 働いている職 員には、 会社のためではなく、 自分のために人 生を大切にできる“働き方”をしてほしいです。
理事長 片山敦さん
point
我が社のイチオシポイント
スタッフが昼休みを過ごす「休憩室」
制服や白衣着用時は外出できないため、 ここで昼休みを過ごします。ウォーターサー バー、自販機、冷蔵庫があり、お弁当の注 文をすることもできます。楽しみは、昼食後 の休憩時間にリクライニングチェアでゆった りくつろぎながらテレビを見たり、同僚とお しゃべりしてリラックスすることです。
今後の目標を教えてください。
「産休・育休でしっかり休ませてもらい、時短勤務でまわりの先輩や同期に支えられ ながら働いてきたので、今度は、私がこの病院に貢献したいです。仕事で必要な知識 をつけるための資格取得も考えているので、直近の目標は部内研修費制度を活用して スキルアップを目指しています」
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