Career小町
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- IT
信頼と感謝の心を持ち主体的に “ 価値 ” を創造する
ゾーホージャパン 株式会社
現在の仕事内容と チームの人数について教えてください。
「営業支援部で、営業が受注した後の案件業務を行っています。具 体的には、納品書や請求書の作成と送付、更新案件の見積もり対応 や問い合わせ対応、 ライセンス販売時の発行業務などです。私がチー ムリーダーで、他に女性は 4 人。正社員が 2 人、パートタイマーが 2 人。4 人とも 40 代です」
仕事も育児も充実した日々を
仲間や家族と協力しあって
リーダーとして工夫している点は?
「4 人中 3 人がワーキングマザーなので、子どもの急病などで休む ことがよくあります。そのときは、仕事に支障がでないよう、スタッフ 全員が見られる業務管理アプリを作り、活用しています。 案件を受注するとメンバーが自ら動き、 作業開始。 『作業中』 『対応 済み』 『チェック済み』 などの進捗を登録できるので、アプリを見れば、 どこまで作業が進んでいるか分かります。 誰かが休むと、 他のスタッフ がアプリをチェックして作業を引き継ぎます。私が特別指示しなくて も、皆で仕事の割り振りや引き継ぎをしてくれるので効率がいいです」
上司の指示がなく ても、部下が 主体的に働くのは素晴らしいですね。
「主体的に働くのは当社の理念に基づく行動なんです。この理念は 社員みんなで作り上げました。私が入社した頃の当社は、 『ザ・日本 企業』という感じ。現在の全社員の平均残業時間は月に約 12 時間で すが、当時は深夜まで働くこともよくありました。 会社が変わったのは、2011 年に現社長が就任してからです。さま ざまな改革をしましたが、最初に行ったのが企業理念の構築。始業 前や終業後に社員が集まり、8 ヵ月ほどかけて作りました。そのとき 考えたのが、会社が進化していくための核となり、社員の指針になる ような言葉にしたい、ということ。そして生まれたのが、現在の理念 である『人の役に立ち、人と喜びを分かちあう』です」
2 人のお子さんの出産後は、 ご主人と交代で育児休暇を取得されたとか。 どのように連携をとったのですか?
「長男の出産時は、 2013年4 月から産休をとり、 5月に出産。 その後 育休に入り、 翌年の 4 月から職場復帰しました。4 月は保育園入園に向 けた 『慣らし保育』 期間だったので、 夫が育休を取り 、 面倒を見てくれま した。次男の出産時は、 長男の時には導入されていなかった『テレワー ク制度』 を利用しました。 2017年11月が予定日だったので、 9 月から実 家に帰り、 テレワークをスタート。 出産2週間前まで働きました。 その頃 夫は横浜で長男と生活。夫の母にもサポー トをお願いしました。 自宅で のテレワークという形で仕事復帰したのは 2018年4 月。その月は次男 の 『慣らし保育』 期間だったので、 また夫が 1ヶ月の育休を取りました」
『テレワーク制度』 を利用している期間、 同じ部署の人とのコミュニケーションは どのようにとったのですか?
「基本的にはチャ ッ トでのやりとり。 ただ、 『繁忙期だからピリピリ してい るかな』 という時は、 用件の前に一言 『今大丈夫?』 と声をかけるようにし ました。 また、 混み入った内容の時は電話をして、 意見が行き違うことが ないようにしました。 週に1 回の会議はパソコンから参加していました」
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