Career小町
- ページ: 56
- 製造
価値ある企業を目指して未来に向けて輝き続ける
株式会社
荏原精密
仕事も育児も成長していきたい 挑戦して努力を重ねてパワーアップ
仕事内容について教えて下さい。
「所属は IT 推進事業室。当社の工場における工程の進捗や納期、 原価などを数値化し、 一元管理することで、 現場の業務を可視化させ、 さらなる改善につなげるための業務を行っています。具体的には、市 販の生産管理システムを運用する上で当社の業務にフィッ トさせてい く作業や、エクセルマクロを使い、パソコンに詳しくない社員でも簡 単にデータが出せるようプログラミングしています。 IT 推進事業室は 2014 年にできた新しい部署。上長と私の 2 人で、 これらの業務をイチから立ち上げました」
新しい業務を構築する上で苦労した点は?
「大学時代にパソコンの勉強はしていましたが、システムに関して はゼロからのスタート。そのためスクールに通ったり、上司に教えて もらいながら仕事を進めましたが、 はじめは壁にぶつかることが多かっ たです。 ただ、常に “ こういうものを作りたい ” と目標を持ちながら挑戦し ていたので、くじけることなく前向きに作業に取り組み、乗り越える ことができました。また、周囲も私の前向きな気持ちを応援して認め、 フォローしてくれたことも大きかったです。その分、できあがったとき の喜びは大きいものでした」
新たなシステムを運用させた効果は?
「作業工程や納期管理を“ 見える化 ”したことで、 皆の認識が変わり、 現場の作業効率がアップしました。また、原価管理などもシビアに数 値化ができるようになったため、経営会議の精度が上がったと評価さ れました。 さらに作業効率を上げるため、IT 推進事業室のアイデアで工場内 にデジタルサイネージを設置。納期までに製品を仕上げる件数がリア ルタイムで表示され、ゴールが目に見えるようになったことで計画的 に作業することが可能になりました。 これからも作業効率を上げ、皆が働きやすいよう問題点などを把握 し、アイデアを形にしていきたいです」
産休・育休前後の 働き方について教えてください。
「上の子を出産したのが 2015 年。当時、就業規則に産休・育休制 度はありましたが、女性社員は皆、すでに子どものいる人ばかりだっ たため、私が取得第一号となりました。出産前まで出荷梱包作業をし ていたので、重いものを持つときは男性に手伝ってもらうなど、負担 を軽くしてもらいました。 2015 年 4 月に IT 推進事業室に異動。その年の 9 月に産休・育 休を取得し 2016 年 4 月に職場復帰。その後、第二子出産に向けて 2017 年 12 月から産休に入り、2018 年 2 月に出産。2019 年の 4 月 に復帰予定です。 現在は、 スムーズに職場復帰できるよう、 社内で導入しているグルー プウェアでスケジュールや社内ニュースなどを自宅でチェックするほ か、上長などから会社の情報を送ってもらっています。また、月に1 ~ 2 回は出社し、 上長とミーティングをしたり作業をすることも。ずっ と休んでいるよりも、会社の状況を常に把握している方が安心できる んです」
55
- ▲TOP